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ゴルフルールケーススタディ

ティーグラウンド編スルーザグリーン編ハザード編グリーン編その他のルール

その他のルール

ケーススタディ1
ホールアウト後に、グリーンで練習ストロークをした。

問題ありません
【規則7-2c】

ホールアウトを待つ間、グリーン上で練習ストロークをすることは、ジェネラルルール(※1)では、ルール上認められてはいませんが、プレーが終わったばかりのグリーン上やティーグラウンド付近でピッチングの練習ストロークは認められています。グリーン上で同伴競技者のプレーが続いていても、プレーの邪魔になったり、ラウンドの進行を遅らせるようなことがなければ問題ありません。

ただし、ローカルルール(※2)で禁止しているコースも多く、その場合にはペナルティーが科せられるので注意しましょう。

またスタート前に本グリーンを使ってアプローチやパットの練習をすると2打罰となります。ラウンド前のコースで許されているのは、スタートホールのティーグラウンド上か、その近くでのパッティング練習、アプローチ練習に限られています。


※1 「ジェネラルルール」・・・イギリスのR&Aルールズリミテッドが発行しUSGA(アメリカゴルフ協会)が承認されたルールの世界基準
※2 「ローカルルール」・・・地域的な異常な状態で本来のゴルフゲームを妨げると思われるとき、その試合に限り採用される追加のルールを指す
 
 

ケーススタディ2
プレー中にクラブが折れてしまった。

問題ありません
【規則4-3】

古くなったクラブや材質の劣化が進んでしまったクラブを使っていると、プレー中にクラブヘッドが抜けてしまったり、途中で折れ曲がってしまうことがあります。使用できるクラブの本数はスタート前に選んだ14本以内となっていますが、正規のストロークでクラブが破損した時には、プレーを遅らせない限り、無罰で取り替えたり修理をすることができます。

ただし、クラブに寄りかかっていたり、杖の代わりに使ってシャフトが曲がってしまうような場合は正規のストロークとは認められず、これを修繕してプレーをすると性能が変わったクラブを使用したことになり競技失格となってしまいます。

また、ストロークの最中にクラブヘッドが抜けてしまった場合は、シャフトから離れたヘッドが球に当たれば次打は球が止まった地点からとなり、バックスイング中にヘッドが抜け空振りしたときには、そのストロークは取り消しになります。

ケーススタディ3
クラブの本数の超過を3ホール目で気づいた。

ペナルティが科せられます 4打罰
【規則4-4】

しっかりと確認したはずなのに、スタートして数ホールを終えたところでクラブが15本入っていることに気付いたら、その場で「超過クラブの不使用宣言」をしなければなりません。クラブの超過違反は1ホールにつき2打罰ですが、1ラウンドに対して最大限に受ける罰打は4打になっているので、超過に気付いたのが3ホール目でも10ホール目でも1番ホールと2番ホールのスコアにそれぞれ2打を加えます。

また、ラウンド中にクラブが損傷した時には、不使用を宣言した超過クラブと損傷したクラブを取り替えることが認められています。

もちろん、正規のストロークでクラブが破損した時に限られます。

 

ケーススタディ4
同伴競技者のクラブを誤って使用してしまった。

ペナルティが科せられます 2打罰
【規則4-4c】

プレーヤーが使用できるクラブは、そのラウンドのために選んだものに限られ、どんな理由があっても同伴競技者とクラブを共用することはできません。

例えばラウンドの途中で自分のクラブが折れて使用できなくなった場合、仮に同伴競技者の許可を得たとしても、借りたクラブでストロークをすれば2打の罰則が課せられてしまいます。意図的にではなく、間違って同伴競技者のクラブを使用した場合も同様です。ごく希にアプローチ用のクラブをグリーン横に忘れたまま進んでしまい、次ホールのアプローチ時にクラブが無いことに気付く人がいますが、その日は忘れたクラブを使わずにラウンドをしなければなりません。

また、クラブを借りる罰則は1ラウンドにつき最高4打罰ですが、公式競技などでは競技失格となることもあります。

 

ケーススタディ5
自分の署名をせずにスコアカードを提出した。

ペナルティが科せられます 競技失格
【規則6-6b】

スコアカードは、マーカーとなる同伴競技者の署名とプレーヤー自身の署名が必要で、このどちらが欠けていてもそのスコアカードは無効となります。

公式競技会やプライベートコンペでは、署名のないスコアカードを提出した後、提出エリアから出てしまうとプレーヤーは競技失格となってしまいますので注意しましょう。同伴競技者がサインをした後でスコアの間違いに気づき、勝手にスコアを修正し自らの署名後にカードを提出した場合にも競技失格となります。

また、署名をイニシャルで記入したり、マーカーの署名欄とプレーヤーの証明欄が入れ代わっていても、そのスコアカードは正規のものと認められますが、フルネームで正しい欄に書き入れるのが望ましいでしょう。

 

ケーススタディ6
調子が悪かったので、キャディにスイングチェックをしてもらった。

問題ありません
【規則8-1b】

プレーヤーはキャディの持っている情報を最大限に利用することが、規則で認められています。

グリーンまでの距離やハザードのレイアウト、グリーン面といったコースに関する情報はもちろんのこと、スイングのチェックなど技術的なものまで、あらゆるアドバイスを受けることができます。キャディとの相性が良いとスコアも良くなるという経験は誰もが持っているでしょう。

逆に言うなら、キャディとのコミュニケーションが上手くできなければなかなか良いスコアは出せません。

また、キャディが誤って侵した違反はプレーヤーのスコアに加えられます。ゴルフという競技でプレーヤーとキャディは、まさに一心同体なのです。

ケーススタディ7
求められていないのに、同伴競技者にアドバイスをした。

ペナルティが科せられます 2打罰
【規則8-1】

プレーヤーは自分のパートナー以外に、競技に参加している人へアドバイスを与えてはなりません。このケースのように、求められてもいないのに一方的にアドバイスをすると2打罰を課せられます。

また、プレーヤーは同伴競技者から「周知の情報」以外のアドバイスを求めると2打罰となりますが、仮に同伴競技者からアドバイスを求められた際に返答してしまうと、アドバイスをした側も同じく2打罰となってしまいます。

ゴルファーには「こうして打つんだ」「もっとこうしたら良いよ」と教えたがる人も多いものですが、これは明らかなルール違反です。キャディ以外の人にアドバイスを求めるのは避けましょう。

 
 

ケーススタディ8
スコアを実際より少なく記入してスコアカードを提出した。

ペナルティが科せられます 競技失格
【規則6-6a】

プレーヤーは各ホールのスコアに対して責任を持たなければなりません。もし各ホールのスコアを少なく申告し、スコアカードを提出してしまえば、そのプレーヤーは競技失格となります。

一方で、実際のスコアよりも多く申告した場合には、そのスコアが最終スコアとして採用されます。

また、フロントナイン(※1)の合計、バックナイン(※2)の合計ならびに総グロス(※3)の合計が間違っていても、トータルの合計打数が合っていれば問題はありません。

いずれにせよ、ゴルフは紳士淑女のスポーツです。プレーの出来不出来にとらわれず、スコアを正しく申告しなければならないことは、言うまでもありません。


※1 「フロントナイン」・・・1番ホールから9番ホール
※2 「バックナイン」・・・10番ホールから18番ホール
※3 「総グロス」・・・フロントナインのストロークの合計+バックナインのストロークの合計
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